喪中の方へ寒中見舞いを出す時期とは 文例は?

12月初旬、そろそろ年賀状の準備をしないとな、
と考えていたところ、
喪中はがきが届きました。

喪中はがきが届いたので、
年賀状はこちらも遠慮しようと思っていますが、
先方とはこれからも関係を続けていきたいですし、
寒中見舞いであいさつをすることにしました。

といっても、普段寒中見舞いなんて出さない分、
いつ頃出せばいいのか、よく分かりません。

喪中の相手に寒中見舞いはいつごろ出せば
いいのでしょうか?

スポンサードリンク

喪中の方へ寒中見舞いを送る時期とは?

相手が喪中でも何でも、
寒中見舞いを出す時期は決まっています。

寒中見舞いを出す時期は、
1月7日の松の内をすぎてから、立春(2月4日まで)
とされています。

まあ、地域によっては松の内の時期が
15日とか、20日とか、異なってきますので、
相手がお住いの地域に合わせて、寒中見舞いを送りましょう。

で、この時ですが、新年のあいさつを兼ねる場合、
年賀はがきで送りたくなるかもしれませんが、
この場合、年賀はがきは使わないようにしましょう。

「年賀」という言葉自体が新年を「祝う」言葉ですので、
喪中の方に送るはがきとしては不適切だからですね。

だったら、年賀という言葉を消せば・・・
と思われるかもしれませんが、
それは寒中見舞いのマナーとしてNGになってしまいます。

年賀はがきは見た目も派手ですし、
簡素な官製はがきを使うよりもいいように
見えるかもしれませんが、
寒中見舞いとして出す場合、先方にとって、
「余ったから使ったのかな?」
と思われかねませんし、先方もいい顔はしないでしょう。

なので、新年のあいさつを兼ねるにしても、
寒中見舞いには官製はがきを使うようにしましょう。

寒中見舞いで喪中の方あての文例とは?

寒中見舞いなので、始まりの言葉が、
「寒中見舞い申し上げます」
「寒中伺い申し上げます」
となってきますね。

普通の寒中見舞いですと、先ほどの文に加えて、
・こちらの無事を伝える。
・相手の無事を祈る。
という構成で、完成しますが、
今回は喪中の相手に送るものなので、
少しアレンジしていきましょう。

最初の言葉は同じですね。
で、新年のあいさつも兼ねる場合、
「あけましておめでとうございます」
なんて、まさか使わないとは思いますが、
年頭のあいさつ、年始のあいさつと、
別の表現に置き換えるようにしましょう。

そして、こちらも年始のあいさつは遠慮したので、
「ご服喪中とのことなので、
年始のあいさつはご遠慮させていただきました」
などと書いていきましょう。

スポンサードリンク

そして、相手の無事を祈る部分は、
相手の心情も気遣う文もいれておくのがいいですね。

これらを考慮して文章を考えてみると、
「寒中見舞い申し上げます。
ご服喪中とのことなので、年始のあいさつはご遠慮させていただきました。
私どもは元気に過ごしております。
故人には大変お世話になりました。
今はただご冥福をお祈りするばかりでございます。
寒さが一段と厳しくなります折柄、何卒お体を大切にお過ごしください」

こんな感じになってくるかと思います。

文例に関してはこれが完璧!
ということでもないので、
ご自身でアレンジしてみたり、
他にも参考になる文例はたくさんありますので、
それらを見ながら、先方に合った文面を
考えていきましょう。

喪中はがきが届いても年賀状は出してもいいの?

今回、年賀状はこちらも遠慮することにしましたが、
喪中はがきが来ていても、年賀状は出してもいいのでしょうか?

まず、喪中はがきの文面において、
「こちらからは年始のあいさつはご遠慮させていただきます」
と書いてあっても、
「そちらからも年始のあいさつは控えていただくよう・・・」
みたいな文はおそらく書かれてなかったと思われます。

こういうことからも判断できるかと思いますが、
喪中はがきに関しては「先方が年始のあいさつを辞退する」
ということを宣言するものなので、
こちらが年賀状を送ろうが送らまいが、
実際は関係ない、ということですね。

なので、喪中はがきが来ていても、
先方に年賀状を送ってもいい、
のですが・・・

それでも松の内を避けることになっていたりするので、
その場合、寒中見舞いとして出すしかなくなりますよね。

さらに、相手が年賀状を送ってくる分には問題ない、
ということを、先方もご存じでなかったりします。

その場合、もしも年賀状を送ろうものなら、
先方も困るかもしれませんよね。

まあ、先方もそういう場合は寒中見舞いで、
お返事を返してくれるかと思います。

喪中はがきが来ていても、
年賀状を送る分には問題ないのですが、
先方にあらぬ誤解を招くのも・・・
というのもありますし、
喪中はがきが来ている場合、
寒中見舞いで年始のあいさつをするほうが
いいかと思います。

まとめ

寒中見舞いを出す時期は、
松の内(1月7日)から立春(2月4日)までとされています。

先方は喪中ですので、
普通に寒中見舞いをお出しするのではなく、
年始のあいさつをご遠慮した旨、
相手の心情を気遣う文も入れておきましょう。

スポンサードリンク

コメントを残す

CAPTCHA


*