先日、取引先から
お歳暮をいただきました。
取引先からお歳暮をいただくのは初めてなので、
どうしたものか悩んでいます。
個人的にお返しをしてもいいものか、
お返しの品は必要なのか、
お礼状はどう書けばいいのか?
取引先からのお歳暮は
どう扱うのがいいのでしょうか?
お歳暮のお返し ビジネス関係の場合はどうする?
まず、取引先からお歳暮を
もらった場合は、
それがプライベートなものなのか、
会社として贈ってきたのかを
確認する必要があります。
贈り主、宛先ともに会社名なら、
ほぼ間違いなく会社宛てのものでしょう。
まあ、社長などに贈る場合に、
宛名は会社名で贈ってくる
場合も考えられますが。
他には贈り主が会社名で、
宛名が個人名の場合ですね。
これだとビジネスの関係で
贈ってきたものと考えられますので、
上司に確認するとか、会社に
確認を取りつつ、対処していきましょう。
今度は贈り主が個人名で、宛名が
会社名の場合ですね。
個人事業主の方だと、
こういう贈り方をしてくることも
考えられますね。
これもビジネス関係と考えられますので、
会社にどうするのか、
確認を取るようにしましょう。
最後は贈り主が個人名で
宛名も個人名の場合ですね。
これだとプライベートで贈ってくれた
可能性も高いですね。
だいたい、上の4パターンが
考えられるかと思いますが、
ようは、プライベートなのか、
ビジネス上のお礼なのか、
を考えるようにしましょう、
ということです。
しかし、こういう場合に、公私の
判断って、付けにくいものですよね(-_-;)
ビジネスでお世話になったから、お歳暮、なのか、
ビジネスでもお世話になったけど、
個人的にお歳暮、なのか、
どちらなのか、お歳暮のみで判断するのは
難しいところです。
実際、今は財務の都合上、
会社間でのお歳暮のやり取りは
難しくなっていますからね。
それこそ、社内はおろか取引先とも
お中元、お歳暮は全面禁止!
なんてところもありますし。
なので、不安になったら、まずは
上司に確認してみることをおすすめします。
会社として、お歳暮にはこう
対処しているんだよ、とか、
いろいろと教えてもらえますし、
こちらとしても、間違った対応を
しなくて済みますので、
落ち着いて、お歳暮をどうしようか
考えられますからね。
お歳暮のお返しで品物は必要?
基本的に、ビジネス関係でしたら、
お返しの品は不要でしょう。
会社間のお歳暮で、いちいち品物を
贈りあっていたら、量も膨大な
ものになりかねませんし、
それこそ大変なことになりますからね。
会社でお返しのするのでしたら、
お礼状を出すだけだと思います。
まあ、その辺りは会社ごとに
違いますので、自分の会社に
確認してみるようにしましょう。
ビジネスのやり取りですと、
お礼状だけでいいかと思いますが、
プライベートに贈る分でしたら、
品物をお返しするのもいいかと思います。
お歳暮のお返しの品に関しては、
「お返ししてもしなくてもいいもの」ですからね。
個人的なものでしたら、
品物をお返しするのもありですね。
ただ、先ほども書きましたように、
公私の判断は付けにくいものですので、
プライベートでもお世話になっている、
などの場合に、宛名も個人名で
お返しをしたほうがいいですね。
とはいえ、ビジネスを間に挟む関係でしたら、
お礼状を送るだけでも十分ですね。
品物をお返しするのは、
プライベートでも密接なつながりがある場合
だけにしましょう。
お歳暮のお返しでお礼状はどう書く?
会社でお礼状を送る場合ですと、
テンプレートがあるかと思います。
テンプレートがあれば、それに従えばいいのですが、
なぜか、「お礼状、書いといて」
なんてこともあるかもしれませんので、
簡単にではありますが、文例も合わせて、書いていきます。
ざっくりとビジネス版とプライベート版に
分けて書いていきますね。
まずはビジネス版です。
・拝啓・敬具など
・時候の挨拶
・お歳暮へのお礼を言う。
・相手の社員の体調を気遣う。
・貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます
皆様どうぞご自愛くださいませ
などなどの結びの言葉を入れる。
上の5点を守りつつ、お礼状を書いていきましょう。
「拝啓
初冬の候 貴社におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、この度は結構な品をお送りいただきましてありがとうございます。
早速一同でありがたく頂戴いたしました。厚く御礼申し上げます。
寒さがこれから厳しくなってまいります。
どうかご自愛くださいませ。
略儀ながら書中を持ちまして御礼申し上げます。
敬具」
実際は敬具は手紙の右側に寄せて書きましょう。
今回は寄せておくと気づきにくかと思ったので、
左に寄せてあります。
個人的に送る場合なら、
・お歳暮へのお礼を述べる
・家族も喜んでいることを伝える
・今後のお付き合いを続けていきたい旨を入れる
・相手を気遣う言葉を入れる
という4点を守りつつ、お礼状を
書いていきましょう。
「拝啓
師走に入り慌ただしい日が続いておりますが、
いかがお過ごしでしょうか?
さてこの度は結構な品をいただき、ありがとうございます。
家族全員で喜んで頂戴しました。
寒さはこれから厳しくなりますが、
どうぞご自愛くださいませ
敬具」
かなりプライベート寄りに書きましたので、
こちらをビジネスの相手にそのまま送らないでくださいね。
多少くだけた表現にしましたので、
プライベートでも仲がいい相手への
お礼状の文例になります。
とりあえず、2例ほど載せておきましたが、
必ずこれで書かないといけない、
ということでもないので、
自分の言葉でアレンジしたり、
全く違うものにするなりして、
相手にお礼状をお送りするようにしましょう。
まとめ
ビジネス関係の人からのお歳暮は、
公私の判断をしてから、どうするのか
決めていくのがいいですね。
とはいえ、公私の判断は付けにくいので、
不安でしたら、会社の上司に確認するなどしましょう。
お返しに品物は不要なので、
お礼状だけで十分ですね。
お礼状の文章は丁寧に書いて、
お歳暮へのお礼と、今後も良好な関係を
続けていきたい、などの内容を書いていきましょう。