正月にお年賀をいただく機会がありました。
せっかく来てもらったので、
おせちを一緒に食べたりして、
おもてなししました。
もちろん、お年賀へのお礼も口頭で
しっかりと伝えています。
しかし、何か品物でお礼をした方が
いいような気がしてきました。
お年賀にお返しは必要なのでしょうか?
仮にお返しするとして、のしは
どうするのがいいのでしょうか?
お年賀のお返しは必要なの?
さて、お年賀のお返しは必要なのか。
結論から申しますと、
お年賀のお返しは不要です。
では、なぜお返しは不要なのかと言いますと、
お正月から3が日にかけてって、
のんびりしたいところですよね。
もしくは、いろいろと行事が重なって、
何かと忙しいとか。
本来であれば、そんな時に
わざわざ訪問してきた相手をもてなす
余裕はないはずですよね。
ところが、しっかりとおもてなししてくれたので、
そのお礼として、贈り物をします。
で、その贈り物がお年賀なんですね。
ということは、お年賀自体、
「お礼」の意味が含まれている、
ということです。
仮に、お礼にお礼を返そうものなら、
「お礼」がお互い終わらずに、
お礼のあげあいに・・・
なんてのは極端な例ですが、
お礼にお礼は必要ないですよね。
お年賀って、基本的に持参して手渡し
することになってますよね。
まさか目の前でお年賀をもらいながら、
お礼の一つも言わない、ということはないでしょう。
さらに、そのままお年賀を持ってきた相手と、
家の中でおせちでも食べながら話をしていた、
ということであれば、そういうおもてなしに対する
お礼がお年賀ですので、お返しは不要なのですね。
なので、お年賀へのお礼は不要、なのですね。
とはいえ、この不要、
という表現が中々厄介でして。
先ほどの話だと、相手が目上の人とか、
そういうのならまだ分かるのですが、
友達の家にお年賀を持ってきたとか、
同格くらいの相手だと、
もらいっぱなしなのも悪いですよね。
そこで、本来お返しは不要なのですが、
お返しをしても別に構わない、
ということにもなっています。
もちろん、口頭でお礼を言うだけでも
いいのですが、品物を
お返しするのもOKになります。
お年賀のお返しをする時にのしはどうするの?
のしは紅白の蝶結びのものを使いましょう。
表書きは「粗品」とか、「御礼」
などで出しておきましょう。
ただ、個人的には「御礼」
の方が分かりやすいとは思います。
お年賀を過ぎた後に、「寒中見舞い」
としてお礼をする方法があります。
のしの注意自体は同じですが、
寒中見舞いを出せるのは、
1月8日ごろ~2月3日ごろ、
となっておりますので、
その間に出すようにしましょう。
まとめ
お年賀へのお返しは不要です。
不要なのですが、
お返しをしてはいけない、
ということではないです。
仮にお返しをするなら、
のしには「御礼」と書いた方が、
分かりやすいかと思います。